先端恐怖症の原因~前世の記憶2~

前回に引き続き、前世記憶が今の生活を脅かしたり、不便にしていることをお伝えします!

みなさん、何かしら不得意だったり苦手だったり、むしろ恐怖しかないもの、ありませんか?

私は虫さんは恐怖でしかなかったですけど、爬虫類を飼い始めてからは、餌用のゴキブリやコオロギを繁殖さえしてしまうほど、好きでは無いけど触れるまでにたくましくなりました。

これは慣れですね。

ただ世の中には、どうやっても慣れない物ってありますよね?

私の患者さんのお子さんで、刃物が見ることさえ出来ない子がいます。

その子をBくんとしましょう。

Bくんはお料理に興味があって、不登校で家に居るなら家事を手伝いたいという気持ちがあります。

でも刃物が怖い…

どうやったら治りますか?と聞かれて困惑。

Bくんの前世は、江戸時代に生きた男性で、お米屋さんを営んでいました。

現在のBくんも、小さな雑貨屋さんをいつか営みたいという夢もあり、なんか納得。

そのお米屋さんは商売繁盛!羽振りよし!

お金貸しもしていたようです。 

そんな一見幸せそうな生活でしたが、妬まれたのか、金銭トラブルか。

前世のBくんは、包丁でお腹を刺されて亡くなってしまいます。

私はこの前世はとっくに見えていたんですが、まさか前世で包丁で刺されたから今も包丁が怖いのよ、とは言えずにいました(^_^;)

そんなBくんですが、ふと思いだしたんですって。

「僕、昔お腹を包丁で刺されたんだよ…だから包丁怖いみたいだよ」

思わず、そうなのよーっ!と叫びましたよ。

で、またまた面白いのが、前世での奥さんだった方が、現世でBくんのお母さんです。

未だに包丁が怖いBくんですが、いつか前世記憶を乗り越えて、お母さんに料理を振る舞える日が来ると良いなぁ~と思う私です。

そしてバーベキューの串が怖いCちゃん。

Cちゃんは発達障害と軽度の知的障害があり、なかなか言語的なコミュニケーションを取るのが難しいお子さんです。

いつもは好きな音楽にノリッノリでキレッキレなダンスを披露し、マイペースに過ごせていたのですが。

ある日、Cちゃんのお母さんから相談を受けます。

「誰も死なない世界にワープして、ずっと平和なとこを無限ループしていたい」

「2015年に戻りたい」

と繰り返し泣くんです、と。

Cちゃんの前世は、またまたテルマエロマエに出てくるような服装をした戦士でした。

ゴリゴリ腕っぷしの強い戦士です。

彼には奥さんと娘さんがいたようです。

戦いの最中、彼の胸には沢山の沢山の鉄の槍のような物が刺さっています。

でもまだ死ねない!

目の前に沢山いる敵を全部倒さないと家族の元に帰れない!

槍が刺さりながらも奮い立たせ戦おうとするのですが、彼はそのまま亡くなってしまいます。

そんな前世を持つCちゃん。

人の死なない、平和な世界を生きたかった気持ちは理解できました。

では何故2015年に戻りたいのか?

思い当たることがあったので、お母さんに聞いてみました。

「2015年にお友達家族とバーベキューしませんでした?娘さんが2人いる…」

私にはCちゃんが見ていた世界が見えていたんですよ。

お友達家族のお母さんを前世の妻に。

お友達家族の娘さんを前世の娘に。

楽しくお肉を焼く状況が、前世記憶を呼び覚ましてしまったけど、その感情を言葉に出すことが出来なかった、今より幼いCちゃん。

きっとふと、前世で帰りたかった家族の元に帰れなかった無念さが蘇ってしまったようでした。

普段は言語的なコミュニケーションは取れないCちゃんでしたが、この前世のお話をしてみました。

すると泣きじゃくりながら「そうなの!だから戻りたいの!」と何度を何度も叫びました。

今の人生や生活の中で、何か理由はわからなくても生きずづらいこと、もしかしたら前世記憶を引きずっているからかもしれませんね。

今日もありがとうございました!

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